今日、7月7日は、
僕たちの結婚記念日なんです。
今日で結婚9年目を迎え迎えました。
結婚した当初は、
いい意味で、今のような生活になるなんて1ミリも思っていませんでした。
僕はある名言に出会い、
結婚したら必ずこういう風に生きようと誓いを立てました。
この誓いはとても素晴らしいものだと僕は考えています。
多くの男性がこの誓いを立てれば、
もっと女性が幸せになるんじゃないかな？
お互いをリスペクトし合える夫婦が増えるんじゃないかなと思いました。
今日はこの誓いについてお話しさせてください。
僕と妻の馴れ初め
僕と妻はインドで出会いました。
当時、僕は世界一周中、
妻はインドでボランティア中。
その後一緒に中南米を旅し、
2011年3月に帰国しました。
僕は550日と言う長旅を終え、
その時はまだ彼女だった妻に、
旅の最終日、ロサンゼルスでこう言いました。
僕は旅でいろんな経験をしたけど、
こうして僕たちは帰国の途につき、
妻は東京、
僕は岡山県へと戻りました。
バイト生活を謳歌していました。
妻とは結婚しようと思っていましたが、
まずは、生まれ育った場所に戻り、
しばらくはそこで生活し、心配をかけた家族と一緒に過ごしたいと思いました。
僕の故郷は、
すごく小さな村で、
働く場所なんてほとんどありません。
偶然見つけたガソリンスタンドのアルバイト募集と言う紙を見て、
と話をしに行くと。
って言われたので、
と言うと、
そんなに安くていいの！？
という少し驚いた顔をされましたが、
よし！それなら働いてもらおう！
と言うことで即決でした。
こうして、
27歳の青年は、
彼女と結婚の約束をしたにも関わらず、
時給850円の生活を始めました。
1日8時間、週3日の労働なので、
月給8万円です。
ガソリンスタンドでの学び
ガソリンスタンドのバイトは、
僕にとって都合のいい仕事でした。
なぜかというと、
村の人々の生活がよくわかる仕事だからです。
だいたい帰宅時間にみんなガソリンを入れるんだけど、
あそこで働いている人は、何時に仕事が終わる。とか、
多くの人が軽自動車に乗っているんだけど、
普通車に乗っているあの人は、
稼ぎがいいんだろうな。と車で生活水準想像していました。
一般のお客さんでガソリンスタンドは成り立っているかと思っていたら、
実は地元の土建屋さんが一番の太客で、
その他には、
ゴミ収集車や、
営業車が、ガソリンスタンドに利益をもたらしていました。
小さな村でも、
やっぱりお金持ちもいて、
お金持ちは揃って、社長。
田舎でも、
社長は結構稼いでいて、
大体皆さん外車かクラウン（トヨタ）に乗っています。
見るからにお金持ってるなって言う車です。
で、
僕はその車が来ると、
ぶっちゃけ、
ガソリン入れたくないな。って思うんです。
近寄りたくないなって。
面倒なのが来たな。って。
そこで、
て言うのがですね、
僕の経験では、10人中10人のいい車乗ってる、社長は、
すごく態度が横柄なんです。
まぁ常連っていうのもあるんでしょうがないんですが、
すごく怒る。
って渡したら、
ガチギレされた。
その人はいつもおしぼりを使わない人らしい。
知らんわ。
見た目も、そっち系の人。
そして、
社長夫人も大抵やばい。
まだ給油口のキャップを閉めてないのに、
アクセル踏んで、ガソリン噴射。
ガソリンを頭からかぶりました。
まぁ、人の本性ってそんなもんだと思う。
こうして僕は、
将来、いい車に乗っても、
絶対にこんな人間にはなるまいと心に誓いました。
入籍の話は妻から
そんなこんなで、月給8万円 アルバイト生活が、
3ヶ月目に差しかかろうとした時、
彼女（妻）が
東京から岡山県の我が村へ遊びに来る事になりまして、
そのタイミングで
入籍しましょう。
と妻から
話がありました。
僕の時給850円。
やっぱり男だったらさぁ、
ちょっとは稼ぎがあって、
養えるようになってから、
結婚したいっていう順序みたいなものがある。
だけどそんなのはすっ飛ばして、
さっさと結婚しようと言うのだ。
男前すぎる妻。
こうして2011年7月７日に入籍することになり、
東京へ行く事になりました。
名言との出会い
ちょうどこの入籍する直前のことです。
ガソリンスタンドって、ラジオが流れてますよね。
そこで、郷ひろみさん（うる覚えです）が結婚するときに、
お母さんから言われた名言が紹介されていました。
離婚するときに、
よく財産分与や慰謝料で揉めるけど、
財産を半分くれてやるって思うな。。。
全部くれてやれ。
これは、
「男はけち臭い事言うな。」って言う意味と、
「全部あげてもいいって思える人と結婚しなさい」って言う
2つの意味があると思ってる。
そのラジオを聞いて、ほんまやなって思った。
生まれて初めて、
ラジオ、やるやん。って感心した。
世間一般には、
半分あげれば充分。と言う考えだけど、
違うと思う。
この芸能人のママが言う通り、
【全部上げてあげるのが当たり前だと思う。】
だから僕は、
もし離婚することがあったら、
全財産、親権、妻が望むものは全部あげようと、
入籍の時、そう誓いました。
だから、毎年 7月7日は
ガソスタに来る高級車に乗った社長みたいに、
日々おごってしまっている自分を、
「全部妻のモノ。
自分のモノは何一つない。
一生謙虚であれ。」と、
戒めています。
結婚の時に、離婚のことを考えるって、
ちょっと不謹慎かもしれないけど、
考えておかないといけないと思う。
基本的に、結婚の時ってさぁ、
- 華やかな未来しか、見てないじゃん。
- 結婚式も健やかな未来の一点張りじゃん。
でもこれだけ世間で離婚する人が増えてて、
自分の親も離婚してるからさ、
離婚のこともしっかり考えた上で結婚したほうがいい時代なんじゃないかなと思う。
ぜひ順風満帆なご夫婦は、
旦那さんに聞いてほしい、
離婚したときの慰謝料の分配について。
全部あげるって答える旦那さん、
結構多いと思うよ。
そして来年は、
結婚10周年です。
スイートテンダイヤモンドってやつですね。
これはね、妻に言うと
って言われると思う。
って言うと思う。
もっぱら、妻は家を買う事に夢中です。
概算ですが、
土地代2千万円
上もの3千万円
しめて、5千万円の買い物です。
この場合さ、
誓いに沿って離婚したら、
5千万円のローンは僕が払い続けて、
家は妻のモノって事だよね。
ちょっと厳しいかな。
って思うかと思いきや。。
と、どこか自信ありげです。
ウケますね。
時給850円だった男が、
9年経つと変わるもんですね。
これも全て妻が起業して、僕を鍛えてくれたおかげです。
そういえば、
7月7日に入籍した理由をまだお伝えしていなかったですね。
それは、
妻の名前がナナだからです。
これなら絶対に記念日を忘れないと思って、
7月7日に入籍を決めました。
